第9章|読者へのメッセージ──弱さを見せてもいい
頼ることは恥じゃない
もし、この記事を読んでいるあなたが、体に不安や「ハンデ」を抱えているとしたら──どうか一人で抱え込まないでください。
私も決して強くありません。
落ち込むこともあれば、弱音を吐くことだってあります。
それでも前に進めたのは、家族や友人、同じ境遇の人、そして見ず知らずの誰かの体験談が力になってくれたからです。
「頼ることは恥ずかしいことじゃない」──これは病気を経験して、心から学んだことです。
頼れる人がいたら、どうか遠慮せずに頼ってください。
「できた」で日々を埋める
私はいまも痛みや麻痺と共に暮らしています。
朝起きてから夜眠るまで、不自由さを感じない日はありません。
それでも、「できたこと」に目を向けると少しずつ心が軽くなります。
今日は散歩できた。
今日は文章を書けた。
今日は子どもと一緒に笑えた。
小さな「できた」を積み重ねるだけで、不思議と毎日が少しずつ前に進んでいくのです。
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📖 脊髄腫瘍 闘病記シリーズ
- 全体像・目次
- 序章|「背中の違和感」から始まった物語
- 第1章|背中が告げた異変
- 第2章|手術の日
- 第3章|目覚めと入院生活
- 第4章|もう一度走る──100日目の挑戦
- 第5章|働き方を選び直す
- 第6章|痛みと制度の壁
- 第7章|「普通」に見える非日常
- 第8章|価値観の変化
- 第9章|読者へのメッセージ
- 最終章|痛みと歩幅、そしてこれから
