病気・健康– category –
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病気・健康
「病気がなかったら気づかなかった“普通の危うさ”」
正直に言えば、病気になる前の自分は、「普通」に生きているつもりでした。 働いて、疲れて、無理をして、それでも回していく。 多少きつくても、それが「普通」だと思っていました。 でも、病気を経験してから、その「普通」が、実はかなり危ういバランス... -
病気・健康
「考え続けるしかなかった」期間が、後から役に立った話
病気になってからの時間は、何かを“決めて進む”というより、考え続けるしかない時間だったように思います。 答えが出ない。選択肢も見えない。それでも、考えることだけはやめられなかった。 当時の私は、その時間にほとんど価値を見いだせていませんでし... -
病気・健康
家族が病気になったとき、家族ができること
家族が病気になったとき、「何をしてあげればいいのか」「どう関わるのが正解なのか」分からなくなることがあります。 お見舞いに行くべきか。何か持っていくべきか。どんな言葉をかければいいのか。 考えれば考えるほど、かえって動けなくなることもあり... -
病気・健康
回復した“こと”と、戻った“こと”は違った
手術は無事に終わりました。医師からは、「腫瘍は完全に摘出できました。これで再発もないと思いますよ」と、時間をかけて丁寧に説明を受けました。 それ以上でも、それ以下でもない、医学的には一区切りついた状態だったと思います。 周囲から見れば、そ... -
病気・健康
“体力”が通貨になった日から、設計が始まった
病気や手術を経験すると、人生が劇的に変わる――よくそんな言い方をされます。 でも、実際に変わったのは「価値観」や「考え方」よりも、もっと地味で、もっと現実的な部分でした。 それは、体力の扱い方です。 ある日を境に、体力が「前提」ではなく使えば... -
病気・健康
「もう治ったでしょ?」と言われたあとに始まった、別の世界
手術から時間が経つと、周囲の反応は少しずつ変わっていきます。 「もう大丈夫そうだね」「元に戻ったんでしょ?」「見た感じ、普通だし」 悪気がないことは、分かっています。むしろ、安心してくれているのだと思います。 けれど、その言葉を聞くたびに、... -
病気・健康
できることが減ったあとに、判断が増えた
これは、私自身の体験から始まった話です。 病気や後遺症を経て、以前と同じように「できること」は、確実に減りました。 ただ、この話は「病気をした人だけの話」ではありません。 できることが減ったとき、人は否応なく、判断の仕方を変えざるを得なくな... -
病気・健康
病気が「恐怖」から「背景」に変わりつつある場所
病気があったから、人生が変わった。そう言い切れるほど、単純な話ではありません。 確かに、病気は大きな出来事でした。怖かったし、不安だったし、先が見えない時間も長くありました。 ただ、今振り返ってみると、私の中で少しずつ変わってきたのは、病... -
病気・健康
病気が「判断のしかた」をどう変えたか
判断が変わると、働き方も、お金の使い方も、生き方そのものも変わります。 私の場合、その変化のきっかけは病気でした。 判断のスピードが速くなったわけではありません。価値観がひっくり返ったわけでもない。 ただ、判断を支えていた前提が、静かに変わ... -
病気・健康
回復途中という「宙ぶらりんの立場」の肯定
回復には、名前のつかない期間があります。 もう入院はしていない。でも、元の生活に戻れたわけでもない。 他人から見れば「だいぶ良くなった人」。自分の感覚では「まだ途中の人」。 このどちらにも完全には当てはまらない状態を、私は長い間、どこか「中...