フリーランスになって良かったこと3つ|病気を経験して変わった働き方

少し前まで、私は会社員として働いていました。

朝起きて会社へ行き、決まった時間に働く。

それが当たり前の生活でした。

でも病気のあと、その当たり前が少しずつ難しくなっていきました。

以前と同じように働きたい。

そう思っていても、体がついてきてくれない。

そんな状態が続いていました。

正直、最初からフリーランスになりたかったわけではありません。

むしろ、ずっと会社員として働いていくのだと思っていました。

だからこの記事は、

「フリーランス最高」

という話ではありません。

病気を経験して、以前と同じようには働けなくなった中で、自分なりに選んだ働き方についての話です。

今でも不安はあります。

それでも振り返ると、

「この働き方で良かった」

と思えることがあります。

今日は、そのことについて書いてみようと思います。

目次

体調を優先して働けるようになった

これが一番大きかったです。

病気になる前は、

多少体調が悪くても働く。

疲れていても頑張る。

それが当たり前だと思っていました。

でも術後は違いました。

机に向かってパソコン作業をすると、数時間で体の痛みが強くなります。

胸や背中が痛くなったり、足の違和感が増したりする。

そのため頻繁に体を動かしながら作業しなければなりません。

集中する仕事をしていても、

「よし、ここからだ」

という時に体がついてきてくれないことがあります。

薬の副作用で強い眠気や倦怠感が出る日もあります。

実際、作業中に意識を失ったように眠ってしまったこともありました。

もしこれが会社員だったらどうだっただろう。

理解してくれる人もいるかもしれません。

でも毎日の仕事として続けるのは簡単ではなかったと思います。

今は、

午前中がダメなら午後に回す。

今日は無理だと思ったら休む。

そんな選択ができます。

もちろん収入は減ります。

でも無理をして悪化させるより、長く続ける方を選ぶようになりました。

病気を経験して、

「働ける」と「無理できる」は違う。

そう考えるようになりました。

実際、私の場合も、

「働けない」わけではありません。

短時間なら仕事はできます。

でも、以前のように無理を重ねて働き続けることは難しくなりました。

この違いに気付いてから、働き方の考え方が大きく変わりました。

このことについては、こちらの記事でも詳しく書いています。

👉 「働ける」と「無理できる」は違う|短時間なら働ける人が社会からこぼれやすい理由

回復を優先する時間を持てた

病気になったあと、

私はすぐに働かなければ生活できない状態ではありませんでした。

生活防衛費を準備していたこともあり、術後すぐに収入を得なければならない状況ではなかったのです。

今思うと、それは本当に大きかったと思います。

もしあの時、

無理をして働いていたらどうなっていたのか。

リハビリより仕事。

回復より収入。

そうなっていたかもしれません。

正直、術後しばらくは、

「さあ働こう」

という気持ちにはなれませんでした。

痺れ。

麻痺。

神経の痛み。

体の動きにくさ。

以前の自分と比べると、できなくなったことばかりが目につきました。

働くことよりも先に、

この体を何とかしたい。

その気持ちの方が強かったんです。

もちろんお金は大切です。

でも、その時の自分にとっては、

お金より体の方が大切でした。

だから回復を優先しました。

今振り返ると、その判断は間違っていなかったと思っています。

病気になる前は、

「どんな働き方をするか」

を考えていました。

でも病気のあと、

まず考えるようになったのは、

「どんな体調なら続けられるのか」

でした。

働き方を考える順番そのものが変わったのです。

このことについては、こちらの記事でも詳しく書いています。

👉 「働き方を選ぶ前に、体調を前提に置くようになった」

以前の働き方に戻ることだけを目指さなくなった

病気になる前は、

働くことが当たり前でした。

どこで働くか。

いくら稼ぐか。

どんなキャリアを積むか。

そんなことを考えていました。

でも病気のあと、

考える順番が変わりました。

まず体調。

その次に仕事。

そうなったんです。

当時、机に向かえる時間は一日4時間程度が限界でした。

それ以上続けると体が持たない。

急ぎの仕事が入ると無理をすることもありました。

一日の作業時間を増やす。

それを何日か続ける。

すると翌日、

抑えきれないほどの痛みに襲われることもありました。

無理をすると、その反動が大きかったんです。

脳を使う仕事をしているだけで、数時間後にはクタクタになることもありました。

今までそんな経験はありませんでした。

神経疼痛の影響なのかもしれません。

とにかく以前とは違う。

その現実だけは確かでした。

だから、

以前の働き方に戻ることではなく、

今の体で続けられる働き方を考えるようになりました。

病気になると、

「以前と同じように働きたい」

という気持ちが先行しがちです。

でも実際には、

以前と同じ働き方を続けることが難しい場合もあります。

私自身が、どのように働き方を見直していったのかについては、こちらの記事で詳しく書いています。

👉 「病気のあと仕事が続かない|無理をしない働き方を考えた話」(近日公開予定 7/6)

フリーランスになって良かったのは、

その調整を自分でできることだったと思います。

フリーランスになっても不安は消えていない

ただ、

誤解してほしくないことがあります。

フリーランスになったからといって、不安がなくなったわけではありません。

むしろ増えた部分もあります。

今の自分は、

フリーランスというよりアルバイトに近い部分もあると思っています。

会社員時代と同じ収入を得ようと思うと、今の仕事だけでは難しい。

だから収入源を分散しています。

経理の仕事。

配当収入。

ブログ。

その他の取り組み。

少しずつ積み上げています。

でも、

それが正しいのかは分かりません。

本当に将来につながるのかも分かりません。

正直、不安はあります。

金銭的な安心感だけで言えば、

会社員だった頃の方が圧倒的にありました。

自由というより、「再設計」だった

今でも、

自分は何をしているんだろうと思う時があります。

これで合っているのか。

この方向でいいのか。

そう考えることもあります。

会社の看板がなくなると、

思っていた以上に弱い存在になります。

社会的信用も下がります。

カード審査。

ローン審査。

賃貸契約。

そういう場面で現実を感じることもあります。

だから、

フリーランスは自由でいいですね。

と言われることもありますが、

実際は良いことばかりではありません。

不安もあります。

孤独もあります。

迷いもあります。

それでも。

今の体で、以前と同じ働き方を続けられたかと言われると、多分難しかったと思います。

だから私は、この道を選びました。

正解だったかは分かりません。

でも、

少なくとも以前より、

壊れにくい働き方には近づけている気がしています。

フリーランスになって良かったこと。

それは自由を手に入れたことではなく、

今の自分に合う働き方を少しずつ再設計できるようになったことなのかもしれません。

病気を経験してから、私は働き方より先に「体調」を考えるようになりました。

以前は収入やキャリアを優先していましたが、今は「続けられるかどうか」を基準にしています。

その考え方が変わった理由については、こちらの記事で詳しく書いています。

働き方を選ぶ前に、体調を前提に置くようになった


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この記事を書いた人

会計事務所・事業会社で約20年、税務・経理の仕事に従事。
40代で脊髄腫瘍を経験し、手術とリハビリを経て現在はフリーランスとして働いています。

このブログでは
・病気と働き方
・フリーランスという生き方
・人生の再設計
について実体験をもとに発信しています。

主なテーマ
・病気と回復
・働き方の再設計
・フリーランスの生活
・お金と生活防衛