働き方を選ぶ前に、体調を前提に置くようになった

以前の私は、
働き方を先に決めていました。

どの会社か。
年収はいくらか。
将来性はあるか。
ポジションはどうか。

その働き方を決めたあとで、

「体を合わせる」

という順番でした。

多少きつくても、
慣れれば何とかなる。
無理は一時的なものだ。

そう信じていました。

目次

体は、意思よりも強い

病気を経験してから、
その順番が崩れました。

働き方を考える前に、
まず考えることが変わったのです。

今日はどこまで集中できるか。
座っていられる時間は何時間か。
寒さや緊張でどれくらい消耗するか。
翌日に疲れが残るか。

これは精神論では解決できません。

体は、意思よりも強い。

無理をした分は、
必ずあとで回収されます。

だから私は、
体調を「調整可能な変数」ではなく、
「絶対に動かせない前提条件」に置くようになりました。


理想から、持続可能性へ

以前は、理想の働き方を探していました。

安定。
成長。
評価。
社会的な安心。

でも今は違います。

まず考えるのは、

  • 連続して何時間働けるか
  • 週に何日なら安定するか
  • 突発的な不調が起きたとき、調整できるか

ここから逆算して働き方を組み立てます。

理想は、そのあとです。

この順番の違いは、大きい。

理想を基準にすると、
どこかで無理が生まれます。

持続可能性を基準にすると、
派手さはなくても、壊れません。


「縮小」ではなく「再配置」

外から見ると、
選択肢が減ったように見えるかもしれません。

フルタイムを前提にしない。
通勤を前提にしない。
毎日同じパフォーマンスを出せる前提にしない。

でも実際は違います。

これは縮小ではなく、再配置です。

体力という資源を、
無駄なく使うための再配置。

私は、
自分の体力を“有限資産”として扱うようになりました。

使えば減る。
回復には時間がかかる。
無理をすれば、利息のように負債がつく。

そう考えると、
働き方は自然と変わります。


正しいかどうかではなく、壊れないかどうか

以前は、

「それは正しい選択か?」

と考えていました。

でも今は違います。

まず問うのは、

「それは壊れない設計か?」

です。

社会的に正しくても、
体が壊れれば続きません。

評価されても、
回復できなければ意味がありません。

だから私は、
正しさよりも、耐久性を選びます。


体を最上位に置くということ

体調を前提にする。

それは、
自分を甘やかすことではありません。

むしろ逆です。

現実を直視することです。

体の限界を認める。
資源の制約を認める。
その上で最適化する。

これは経営と同じです。

無限にあると思っていた資源が、
実は有限だったと気づいただけです。


働き方は、体のあとにある

今の私は、

働き方を決めてから体を合わせる人ではなく、
体の条件を見てから働き方を設計する人になりました。

順番が変わっただけです。

でもその順番が、
人生の安定度を大きく変えました。

続けられる。
崩れない。
無理をしない。

派手さはありません。

けれど、確実です。


これは、私にとっての再設計の起点

病気が教えてくれたのは、
弱さではありませんでした。

「前提を変えろ」という事実でした。

働き方を選ぶ前に、
体調を前提に置く。

それは制限ではなく、
新しい設計の出発点でした。

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この記事を書いた人

会計事務所・事業会社で約20年、税務・経理の仕事に従事。
40代で脊髄腫瘍を経験し、手術とリハビリを経て現在はフリーランスとして働いています。

このブログでは
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・人生の再設計
について実体験をもとに発信しています。

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