「退院したのに、なぜこんなに疲れるのだろう」
病気や手術を経験したあと、
「以前より疲れやすくなった。」
そう感じる人は少なくありません。
私もその一人でした。
日常生活は送れるようになりました。
歩くこともできます。
買い物にも行けます。
それでも、少し無理をすると、その日の夕方にはぐったりしてしまう。
疲れが翌日まで残ることもあります。
最初は「体力が落ちただけだろう」と考えていました。
しかし、実際に生活してみると、それだけでは説明できない疲れ方でした。
この記事では、私自身の経験をもとに、病気後に疲れやすくなった原因について感じたことを書いていきます。
※私は医師ではありません。ここで書く内容は医学的な解説ではなく、実際に生活する中で感じた体験です。
もともと私は体力には自信がありました
私は病気になる前、マラソンやトレイルランニングを続けていました。
長時間走ることにも慣れていて、体力にはそれなりに自信がありました。
もちろん、手術直前になると足のしびれなどの症状が出始め、以前のように走ることはできなくなっていました。
それでも、「手術が終わって回復すれば、また以前のように動けるようになるだろう」と考えていました。
しかし、その予想は大きく違っていました。
術後は「体力」ではなく「疲れ方」が変わりました
術後はリハビリを続け、日常生活は送れるようになりました。
一方で、肩から下には部分的なしびれや麻痺が残り、神経障害性疼痛もあります。
現在も神経の痛みを抑える薬を服用しています。
薬の影響もあるのか、眠気や倦怠感を感じる日があります。
以前なら何でもなかったことが、大きな疲労につながるようになりました。
私が一番感じた変化は、「体力が落ちた」というよりも、「疲れ方そのものが変わった」ということです。
今までと同じことをすると、体が支えられなくなりました
特に変化を感じたのは運動です。
現在もランニングは続けていますが、以前とはまったく感覚が違います。
体幹の機能が弱くなった影響もあるのか、以前と同じフォームでは走れません。
代わりに他の筋肉で体を支えているような感覚があります。
5kmほど走ると、それ以上走れないわけではありません。
しかし、その後に強い疲労が押し寄せます。
「まだ走れる」ではなく、「ここでやめておかないと生活に影響する」。
そう考えるようになりました。
PC作業でも同じことが起こります
ブログを書いたり、会計の仕事をしている間は集中しているため、痛みをあまり意識しません。
ところが、一定時間を超えると状況が変わります。
胸や背中に刺されるような痛みが出始めます。
ストレッチをしたり席を立ったりしても、その日はもう回復しないことも少なくありません。
以前なら長時間のデスクワークも問題ありませんでした。
しかし今は、体を支えるだけでも以前より多くの負担がかかっているように感じます。
日常生活だけでも疲れ切ってしまうことがあります
特別なことをしたわけではありません。
買い物へ行く。
家族と出掛ける。
そんな普通の一日でも、夕方にはぐったりしてしまうことがあります。
以前の自分からすると考えられないことでした。
さらに疲れがたまると、胸や背中の神経痛が強くなります。
翌日まで影響が残ることもあります。
日常生活は確かに送れます。
でも、その代償が大きい日もある。
それが今の現実です。
疲れると、痛みまで強くなります
多くの人は疲れても、一晩眠ればある程度回復します。
しかし私の場合は違います。
疲れると神経痛が悪化します。
薬を飲んでいても、完全に痛みがなくなるわけではありません。
「痛みを感じながら生活できる程度」に抑えている状態です。
そのため、薬の効果が弱まる時間帯や疲れが重なった日は、どうしようもなくつらいことがあります。
普通の人でも、頭を使う仕事を続ければ疲れます。
私の場合は、その疲労感が一日中続いているような感覚なのです。
夜になると体力の限界を感じるようになりました
会社員だった頃は、夜遅くまで仕事をする生活でした。
帰宅は夜中。
寝るのは午前1時頃。
朝は6時半に起きる。
そんな生活を続けていました。
ところが今は、一日家にいただけの日でも、夜9時頃になると強い眠気に襲われます。
外で遊んだから疲れたわけではありません。
何か特別なことをしたわけでもありません。
それでも体力の限界がやってきます。
薬の影響もあるかもしれません。
神経が常にダメージを受けながら働いている影響もあるのかもしれません。
原因は一つではないと思います。
ただ、以前の体とは確実に違うということだけは実感しています。
一番つらいのは、見た目では分かりにくいことでした
外から見ると普通に歩いています。
買い物にも行けます。
話すこともできます。
だから、
「元気そうですね。」
「病院へ行けば治るのでしょう?」
そう言われることもあります。
もちろん、悪気があって言っているわけではありません。
でも、本人は見えない痛みと疲労を抱えながら生活しています。
疲れているから休んでいるのではなく、痛みと向き合いながら生活を続けるために休む必要がある。
そのことは、なかなか伝わりません。
理解されないことが、一番つらいと感じることもありました。
まとめ
病気後に疲れやすくなる原因は、単純に体力が落ちたからだけではないと私は感じています。
神経への負担。
痛み。
薬の副作用。
体の使い方の変化。
さまざまな要因が重なり合って、以前とは違う疲れ方になりました。
だから私は、「以前と同じように頑張ること」を目標にするのではなく、「今の体で続けられる生活」を考えるようになりました。
もし病気や手術のあと、「以前より疲れやすくなった」と感じているなら、それは決してあなただけではありません。
焦って元に戻ろうとするよりも、今の体に合ったペースを見つけることが、長く生活を続けていくためには大切なのだと、私は実感しています。
疲れやすさを感じるようになってから、私は「以前と同じ働き方」に戻ることを目標にするのではなく、「今の体で続けられる働き方」を考えるようになりました。
その過程については、こちらの記事で詳しく書いています。
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