神経疼痛と付き合いながら生活してきた話|私が痛みを少しでも軽減するためにやってきたこと

神経疼痛は、外からは分かりにくい痛みです。

私自身、術後しばらくしてから徐々に痛みが強くなり、「以前と同じように働くのは難しいかもしれない」と感じるようになりました。

今でも、完全にコントロールできているわけではありません。

それでも、少しでも痛みを軽減するために、その時々で色々なことを試してきました。

この記事では、私自身が神経疼痛と向き合う中で、実際にやってきたことを書いています。

※この記事は、私自身の体験をもとに書いています。
症状や薬の効果には個人差があります。実際の治療や服薬については、必ず主治医や専門の先生に相談してください。

目次

痛みが気になり始めたのは、社会復帰を考え始めた頃だった

私は、術後すぐに神経疼痛が強く出てきたわけではありませんでした。

もちろん、今振り返ると、既に出ていたのかもしれません。

ただ、その頃は左足が思うように動かなかったり、手術痕の痛みもかなり強かったので、神経疼痛の痛みが目立ちにくかったのだと思います。

術後は、とにかく歩けるようになること、日常生活を少しでも取り戻すことに必死でした。

リハビリもかなり頑張っていました。

「まずは普通に生活できるようにならないといけない」

そういう気持ちが強かったと思います。

そして、リハビリが進み、ある程度一般的な生活が送れるようになってきた頃から、逆に神経疼痛が気になり始めました。

それも、ちょうど「そろそろ社会復帰を考えないといけない」と思い始めた時期でした。

私は事務職なので、基本的に座って仕事をします。

でも、座り続けることが想像以上につらかったんです。

机に向かっていると、お尻が痛くなり、背中がどんどん凝り固まるように痛くなっていく。

最初は我慢していたのですが、途中から集中力が完全に切れてしまうくらい痛みが強くなることもありました。

「これは、以前と同じ働き方はできないかもしれない」

そんなことを少しずつ考えるようになりました。

その頃から、社会復帰の方法そのものを考え直し始めた気がします。

病気や手術をきっかけに、働き方や生活そのものを見直していった過程については、こちらの記事でも詳しく書いています。

「病気で人生はどう変わるのか|手術・リハビリ後に『働き方と生き方』を見直した記録」


朝の痛みと格闘しながら生活していた

神経疼痛は、毎日同じ痛みではありませんでした。

比較的落ち着いている日もあれば、朝からかなり強い痛みで目が覚める日もありました。

特につらかったのは朝です。

起きてすぐに動けないんです。

体を起こした瞬間から痛みがある。

「今日も痛いな……」

そこから始まる日もかなりありました。

特に朝は、動き始めるまでに時間がかかりました。

まず薬を飲む。

少しでも効いてくるか様子を見る。

その間にストレッチをして、痛みの周辺の筋肉を少しでもほぐそうとする。

そういうことを毎日のように繰り返していました。

ただ、当然それで完全に楽になるわけではありません。

何をやっても痛みが軽減しない日もありました。

薬を飲んでもダメ。

ストレッチしてもダメ。

体勢を変えてもダメ。

そういう日は、もう「今日は耐えるしかない」という感じで、一日が終わることもありました。

私の場合、特に左脇あたりの痛みが強かったのですが、その部分を床に押し付けるように横になると、少しだけ痛みが軽減することがありました。

なので、痛みが強い日は、その体勢でじっとしていることもありました。

今思えば、かなり独特な過ごし方だったと思います。

でも、その時は「少しでも楽になるなら何でも試したい」という感じでした。


寒さで痛みが変わることもあった

神経疼痛は、寒い時期になると特に強くなりました。

冬は本当にきつかったです。

普段そこまで痛くない部分まで痛くなることがありました。

特に太ももなども、寒い日に強い痛みが出ることがありました。

もともと私はかなり暑がりです。

昔は冬でも薄着の方だったと思います。

でも、この頃はとにかく冷えると痛みが悪化する感覚があったので、かなり厚着をしていました。

汗をかくくらい着込んでいた日もあります。

それでも痛みが強い時は、特に痛い部分にカイロを貼っていました。

胸、背中の近く。

その時によって貼る場所は違いましたが、かなり頻繁に使っていました。

春先や初夏くらいまでカイロを使っていたこともあります。

半袖を着ているのに、背中や胸にはカイロを貼っている。

今思うと、かなりチグハグな格好だったと思います。

でも、その頃は見た目より、とにかく少しでも痛みを軽減したかったんです。

あと、これは余談ですが、冬が終わる頃になると店舗からカイロが消え始めるんですよね。

それが不安で、毎年シーズン中に大量に買っていました。

「切らしたら困る」

そう思っていたので、家にかなりストックしていました。

痛みがある人なら分かるかもしれませんが、「これがないと不安」という感覚が、少しずつ生活の中に入ってくるんです。


ペインクリニックや薬も、その時々で変わっていった

痛みが強い時は、

「これがこの先ずっと続くのだろうか」

そういう不安に押しつぶされそうになる時もありました。

ペインクリニックに通っていた時期もあります。

ただ、私の場合、痛みの範囲がかなり広かったんです。

胸、背中、お尻、足、指先。

痛みが一か所だけではありませんでした。

ブロック注射では一か所しか楽にならなく、別の場所は痛いまま。

医者からはそう説明されました。

しかも、ブロック注射は定期的に通う必要があります。

数週間に一回。

それを繰り返していく必要がありました。

もちろん、人によってはかなり効果があるのだと思います。

ただ、私の場合は「ここだけ治れば楽になる」という感じではなかったので、ブロック注射を打つことはしませんでした。

その変わり、トラマドールを処方してもらっていたました。

飲んで少し楽になる日もありました。

逆に「あまり効いてないな」と感じる日もありました。

神経疼痛って、本当に日によって違うんですよね。

昨日効いた方法が、今日は効かない。

そういうこともかなりありました。

2〜3か月くらい飲んで、強い痛みが少し軽減したタイミングで処方をやめました。

逆にまた痛みが強くなれば薬を調整してもらう。

そういうことを繰り返していました。

神経疼痛は、「これで完全に安定」という感じではなく、その時々で薬や対処法を変えながら生活していく感覚に近かったです。


私の場合、一番助けられたのはロキソニンテープとフェルビナクだった

もちろん、人によって合う・合わないはあると思います。

その前提ですが、私自身が比較的「痛みが軽減した」と感じているのは、

  • ロキソニンテープ
  • フェルビナクスティック軟膏

でした。

もちろん、飲み薬と併用しています。

貼れる場所にはロキソニンテープ。

貼りにくい部分にはフェルビナクスティック。

これをかなり使っていました。

今でも使っています。

正直、神経疼痛に使う薬は、副作用もかなりあると思います。

私の場合も、

  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 眠気
  • ふらつき
  • 便秘

などはありました。

特に朝、ふらついて真っ直ぐ立てないような感覚がある日もありました。

昼に薬を飲むと、眠気がかなり強く出ることもありました。

仕事中、眠気で意識が落ちそうになることもありました。

なので、特に車を運転する人は、本当に注意が必要だと思います。

もちろん、ある程度は慣れてくる部分もありました。

ただ、人によって合う薬は違うと思います。

副作用がつらい場合は、無理をせず、主治医に相談した方がいいと思います。


お酒をやめたことで、生活も少し変わっていった

これは余談かもしれません。

でも、私にとっては結構大きな変化でした。

私はもともとお酒がかなり好きでした。

ほぼ毎日飲んでいたと思います。

最初の頃は、飲みに行く時だけ薬を止めて、お酒を飲んでいたこともありました。

でも、お酒を飲むと、神経が過敏になるのか、痛みが強くなる感じがありました。

翌日にかなり痛みが強くなることもありました。

そのため、少しずつお酒から離れるようになっていきました。

飲み会も減りました。

自然と、人付き合いの形も変わっていきました。

正直、少し寂しい気持ちもありました。

でも、お酒をやめたことで、

  • 二日酔い
  • 翌日のだるさ
  • 頭がぼーっとする感覚

はなくなりました。

今では、「やめて良かった部分もあるな」と思っています。

もちろん、以前みたいに気軽に飲めたらなと思う時もあります。

でも、それよりも「少しでも痛みが軽い方がいい」と思いお酒は全く飲まなくなりました。


今も、試行錯誤しながら生活している

現在は、

  • プレガバリン
  • サインバルタ
  • ロキソニンテープ
  • フェルビナク

などを使いながら生活しています。

ただ、これも今後ずっと同じとは限らないと思っています。

症状が変われば、薬の処方も変わるかもしれません。

逆に、少し落ち着けば減薬する可能性もあると思います。

神経疼痛は、本当に「完全にコントロールできる」という感じではありません。

痛みが強い日もあります。

比較的落ち着いている日もあります。

だからこそ、その時々で、自分なりに「少しでも楽に生活できる方法」を探し続けている感覚があります。

この記事が、今まさに神経疼痛で悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


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この記事を書いた人

会計事務所・事業会社で約20年、税務・経理の仕事に従事。
40代で脊髄腫瘍を経験し、手術とリハビリを経て現在はフリーランスとして働いています。

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