【体験談】フリーランスの種類と、私が選んだ働き方

「フリーランスになりたいけど、どんな仕事があるの?」
そんな疑問を持つ方は多いと思います。

私自身、脊髄腫瘍の手術をきっかけに、会社員としてのキャリアを続けることが難しくなり、何の準備もない中でフリーランスへと転身しました。


もともとは会計事務所で10年、企業経理で10年働いてきましたが、病気の後遺症で体に痛みや痺れが残り、毎日の満員電車や長時間労働には限界を感じました。

「健康を犠牲にして働くことはできない。じゃあ、自分にできることは何だろう?」


そう考え始めたのが、フリーランスとしての第一歩でした。

目次

フリーランスの種類と特徴

フリーランスと一口に言っても、実はいくつもの種類があります。代表的な形を整理すると、次のように分けられます。

1. クリエイティブ系

  • 主な職種:Webデザイナー、ライター、エンジニア、動画編集者など
  • 特徴:パソコン1台で始められ、案件が豊富。スキル次第で収入は大きく伸びる。
  • 注意点:競争が激しいため、単価が低い案件も多く、営業力や継続力が必要。

2. 士業・コンサル系

  • 主な職種:税理士、社労士、行政書士、経理の外注など
  • 特徴:専門資格や経験を活かせる。信頼性が高く、安定しやすい。
  • 注意点:資格取得や経験が必要で参入障壁が高い。

🔶私の場合、20年間の経理経験を活かして「業務委託」という形でこのジャンルの仕事をしています。会計事務所の下請けで記帳や決算補助をするのが主な業務です。

3. 投資・資産運用系

  • 主な方法:株式投資、配当、不動産収入、外貨運用、暗号資産など
  • 特徴:労働時間に依存せず収入が得られる。病気や怪我で働けない時も支えになる。
  • 注意点:資金とリスク管理が必須。市場環境に左右される。

🔶私は株式配当を生活の一部にしています。長期的に安定するよう、高配当の国内株・米国株、米国債、外貨MMF、ADRなどに分散投資しています。病気で動けない時期も、この配当が心の支えになりました。

4. ブログ・アフィリエイト系

  • 主な方法:Google AdSense、ASPを使った商品紹介、情報発信
  • 特徴:低コストで始められ、仕組み化できれば不労収入化が可能。自分の経験を資産にできる。
  • 注意点:初期は収益ゼロが続くことも多く、根気が必要。

🔶 私はnoteを書き始め、100記事を達成しました。その経験をもとに今はWordPressに移行し、SEOを意識した記事作りに挑戦しています。「資産になるブログ」を目指しています。最低1年くらい、収入化するのは覚悟の上でやってます。

5. ワーカー型(ギグワーク)

主な仕事:ウーバーイーツ、タクシー配達、スキマバイト、イベントスタッフなど

特徴:アプリやマッチングサービスを通じて、単発・短時間の仕事を自由に選べる。働いた分だけ即収入になるため、生活のリズムに合わせて働きやすい。

注意点:収入が日ごとに変動しやすく、病気や天候など外的要因の影響を受けやすい。将来的な安定やスキルの積み上げにはつながりにくい面もある。

6. 複業型(ミックス型)

  • 特徴:いくつかの仕事を組み合わせることで、収入源を分散できる。
  • メリット:どれかが途絶えても他でカバーできる。
  • 注意点:管理やバランスに工夫が必要。

🔶 後遺症を抱える私にとっては、この「複業型」が最も現実的でした。


私が選んだ働き方(実体験)

私の現在のスタイルは、「経理業務+投資+ブログ」の複業型フリーランス です。

  • 経理業務委託:会計事務所や企業の下請けとして、仕訳入力、決算業務、申告書作成を担当。DX業務の提案。在宅で無理なく働ける。
  • 投資(株式配当):配当を得て生活の土台を安定化。病気で働けないときのリスクヘッジ。
  • ブログ運営:病気の体験やフリーランスのお金の工夫を発信。収益化の仕組みを構築中。

会社員時代は「給料に依存」しすぎていたため、体を壊した時に一気に不安が押し寄せました。
今は収入が分散されていることで、精神的にも安定しています。


病気からフリーランスへ

脊髄腫瘍の手術後、体の痛みや痺れに悩まされ、フルタイム勤務は現実的に無理でした。

週1回のリハビリ、術後経過の通院など考えると正社員としてそもそも採用してもらうのが難しい。
「もうサラリーマンとしてはやっていけない」という絶望感を抱えた時期もありました。
しかも、私は障害者手帳を持っていないので、通常の正社員としての採用になります。そこが、一番難しく自分の努力で体調をコントロールするには限界がありました。

それでも、

  • 自分の職歴を生かせる「経理業務」
  • 会社員時代に経験した業務改善やプログラムスキル
  • これまで経験してきた株式投資などの「投資経験」
  • 病気を通して感じた自分なりの生き方を発信する「ブログ」

この4本柱を少しずつ組み合わせることで、ようやく「自分らしく生きられる形」にたどり着きました。

今は「当たり前の日常を守れること」こそが何よりの幸せだと実感しています。なにより、自分自身の時間が増えたこと、家族との時間が増えたことは、お金以上に価値のあるものと思っています。

今は、まだサラリーマン時代の収入まで届きませんが、これから積み上げていくことでさらに収益化していきたいと思っています。


読者へのメッセージ

もし今、会社員として「働き方に限界を感じている」「病気や家庭の事情で働き方を見直したい」と考えているなら、フリーランスは一つの選択肢になり得ます。

  • まずは 種類を知ること
  • いきなり一本化せず 小さく試すこと
  • 複数の収入源 を持つこと

これが大切です。

私の場合は病気で強制的に選んだ道でしたが、結果的に「自由」と「安心」を両立できる働き方に近づいています。会社員時代に比べてストレスはなくなりました。ただ、フリーランスは、自由ですが会社員時代より責任が大きく、自分のできる範囲で仕事を進めて行くのが、結果長く続けて行けるのではないでしょうか。

私は何の準備もなく始めたので安定するまで、まだまだ時間は掛かります。もしあなたが現在会社員として働いているならば、時間が許す限り並行して副業として進めることをお勧めします。

なぜなら、収入化の仕組みを作るまで時間がかかりその間の生活費がかかります。通帳残高が減ってくると、精神的に追い込まれるからです。

一般的に、生活防衛費として3〜6か月分の準備をしてと言われてますが、1年分位は用意してフリーランスになられるのが良いかと私は思います。


まとめ

  • フリーランスには 5つの代表的な種類 がある(クリエイティブ系、士業系、投資系、ブログ系、ワーカー型、複業型)
  • それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った形を選ぶのが重要
  • 私の場合は「経理×投資×ブログ」の複業型で、病気を抱えながらも無理なく生活を維持できている

「あなたに合ったフリーランスの形」は必ずあります。まずは小さな一歩から始めてみてください。

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この記事を書いた人

会計事務所、事業会社で税務・経理の仕事に従事していました。
40代で脊髄腫瘍になり、手術・リハビリをしつつ、現在はフリーランスで仕事をしています。