体力が落ちて仕事がきつい|40代から働き方を見直すときの選択肢

「最近、仕事が前よりきつくなった。」

「以前なら平気だった残業が、翌日まで残るようになった。」

「休日は疲れて寝て終わってしまう。」

40代になると、こうした変化を感じる人もいるのではないでしょうか。

仕事の内容はそれほど変わっていない。

勤務時間も以前と同じ。

それなのに、以前より疲れるようになった。

そんなとき、

「年齢だから仕方ない。」

「もっと体力をつけなければ。」

と考えてしまうかもしれません。

もちろん、運動や睡眠、食生活を見直すことも大切です。

ただ、私はもう一つ考えてもいいことがあると思っています。

それは、

今の自分に、今の働き方が合っているのか。

ということです。

40代から仕事がきついと感じるようになったときは、「もっと頑張れる身体を作る」だけでなく、今の体力でも長く続けられる働き方に変えることも選択肢の一つです。

この記事では、体力の変化を感じたときに、どのような視点で働き方を見直せばいいのかを考えていきます。

目次

40代になると「今までと同じ働き方」がきつくなることがある

20代、30代の頃は、多少無理をしても翌日には回復できたと感じる人もいるかもしれません。

残業をしても、休日になれば出かけられた。

ところが40代になると、

  • 長時間働いた疲れが翌日に残る
  • 睡眠を取っても疲れが抜けにくい
  • 残業が続くと休日まで動けない
  • 通勤だけでも負担を感じる
  • 集中力が以前ほど長く続かない

といった変化を感じることがあります。

難しいのは、仕事そのものには慣れていることです。

経験もある。

知識もある。

若い頃より効率よくできる仕事も増えている。

だからこそ、

「まだできるのだから大丈夫。」

と思ってしまいます。

でも私は、ここを分けて考えた方がいいと思っています。

「仕事ができること」と「その働き方を長く続けられること」は同じではありません。

今日8時間働けたとしても、それだけで今の働き方が自分に合っているとは限らないからです。

「仕事がきつい」を一つにまとめない

「仕事がきつい」と感じても、その原因は人によって違います。

たとえば、

立ち仕事や力仕事で身体が疲れる。

長時間のデスクワークで疲れる。

人と接し続けることで疲れる。

判断や責任の重さで頭が疲れる。

通勤だけでかなり消耗する。

残業が続いて回復する時間がない。

同じ「疲れた」でも、中身はかなり違います。

私自身、以前は体力というと、歩く、立つ、重い物を持つといった身体的なものをイメージしていました。

でも、働き方を見直すようになってからは、それだけではないと感じるようになりました。

考え続けること。

判断すること。

責任を持つこと。

予定に追われること。

こうしたことでも、人はかなり消耗します。

だから、単純に

「体力仕事がきつくなったからデスクワークにしよう」

だけでは解決しないこともあります。

大切なのは、

自分は仕事のどこで一番消耗しているのか

を知ることだと思います。

仕事をした「時間」だけでなく、回復するまでを見る

もう一つ、私が働き方を考えるときに重視するようになったのが、仕事から回復するまでの時間です。

たとえば、8時間働けたとします。

それだけを見ると、

「フルタイムで働けている。」

ということになります。

でも、

仕事から帰ると何もできない。

翌朝まで疲れが残っている。

休日の大半を寝て過ごしている。

となれば、少し見方が変わります。

さらに往復2時間の通勤があれば、仕事のために使っている時間は8時間だけではありません。

私は、仕事の負担は勤務時間だけでは測れないと思っています。

8時間働けるかどうかだけではなく、

働いたあと、どれくらいで元の状態に戻れるのか。

そこまで含めて考える。

40代から働き方を見直すときには、この視点も大切だと思います。

選択肢① 今の会社で負担を減らせないか考える

仕事がきつくなったからといって、すぐに会社を辞める必要はありません。

仕事内容や職場に大きな不満がないのであれば、まず今の会社で負担を調整できないか考える方法があります。

たとえば、

  • 残業を減らす
  • 業務量を調整する
  • 時差出勤を利用する
  • 在宅勤務を取り入れる
  • 部署や担当業務を変更する
  • 責任の重い役割を見直す

などです。

特に40代になると、管理職や後輩指導など、若い頃にはなかった役割を任されている人もいます。

勤務時間は同じでも、求められているものが変わっていることがあります。

身体を使う仕事ではなくても、

仕事が終わってからも考え続ける。

トラブルがあれば自分が判断しなければならない。

常に誰かの仕事まで気にしている。

そうした状態が続けば、疲労も大きくなります。

単純に勤務時間だけを見るのではなく、自分が背負っている仕事の重さまで含めて調整できないか考えてみることも必要です。

選択肢② フルタイム以外の働き方を考える

仕事がきつい原因が勤務時間そのものにある場合は、働く時間を減らす方法もあります。

働くことは、必ずしも週5日、1日8時間でなければならないわけではありません。

たとえば、

  • 時短勤務
  • 週4日勤務
  • 契約社員
  • パート・アルバイト
  • 業務委託
  • 複数の仕事を組み合わせる

といった働き方があります。

もちろん、勤務時間を減らせば収入が下がる可能性があります。

そのため、生活費や貯蓄、将来の収入も含めて考える必要があります。

私自身も以前は、

「働くならフルタイム」

という感覚を持っていました。

でも今は、逆から考えるようになりました。

先に仕事を決めて自分を合わせるのではなく、

自分が無理なく続けられる時間から、できる仕事を考える。

働く時間も仕事選びの条件の一つだと思うようになりました。

選択肢③ 「楽な仕事」ではなく、自分が消耗しにくい仕事を選ぶ

体力が落ちてきたと感じると、

「もっと楽な仕事に変えたい。」

と思うことがあります。

ただ、「楽な仕事」という基準だけでは、自分に合った仕事を見つけにくいと思います。

同じ8時間働くとしても、仕事によって疲れ方は違います。

立ち続けることがきつい人もいれば、人と話し続ける方が疲れる人もいます。

私は考える仕事そのものは嫌いではありません。

むしろ、これまでの経験や知識を使って考える仕事には面白さも感じます。

ただ、それが大きな責任を伴い、常に判断を求められる仕事になると、同じデスクワークでも負担は変わります。

だから今なら、

身体への負担が比較的小さいこと。

急な事情があっても周囲への影響が大きくなりすぎないこと。

自分の経験を活かせること。

必要以上に責任を抱え込まなくてもいいこと。

こうした条件も仕事選びに入れると思います。

重要なのは、

「体力を使わない仕事」を探すことではなく、「自分がどんな仕事なら消耗しにくいのか」を知ること。

それが、長く働くための仕事選びにつながります。

選択肢④ 通勤も「仕事の負担」として考える

見落としやすいのが通勤です。

往復2時間かけて通勤している場合、1日8時間勤務でも、仕事のために使う時間は10時間を超えます。

満員電車。

乗り換え。

駅から会社までの徒歩。

夏の暑さや冬の寒さ。

これらも毎日積み重なれば、大きな負担になります。

仕事内容そのものを変えなくても、

在宅勤務ができる会社を選ぶ。

自宅から近い職場を探す。

週に数日在宅勤務にする。

それだけで疲れ方が変わることもあります。

40代から仕事を選ぶなら、給与や仕事内容だけではなく、

仕事を始める前と、仕事が終わった後にどれくらい体力を使うのか

まで条件に入れてもいいと思います。

選択肢⑤ 収入の作り方にも余白を持たせる

働く時間を減らしたいと思っても、簡単には減らせない理由があります。

収入です。

生活費が給与だけに依存していれば、

「仕事がきついから週4日にしよう。」

と簡単には決められません。

だから私は、体力と働き方を考えることは、収入の作り方を考えることともつながっていると思っています。

すぐに大きな副収入を作る必要はありません。

別の仕事につながるスキルを身につける。

小さく副業を始める。

資産形成を進める。

生活費そのものを見直す。

こうした準備でも、将来の選択肢は変わります。

一つの会社でできるだけ多く稼ぐことだけではなく、

一つの仕事にすべてを背負わせない。

それも、体力が変化していく中で長く働くための方法の一つだと思います。

「できる仕事」ではなく「続けられる仕事」を考える

40代で働き方を考えるとき、私が大切だと思うのはここです。

今の仕事ができるかどうかだけで判断しないことです。

40代であれば、これまで積み重ねてきた経験があります。

多少きつくても、今の仕事を続けることはできるかもしれません。

でも、

この働き方を50代、60代になっても続けられるだろうか。

そう考えると、違う答えになることがあります。

以前と同じ時間働くこと。

以前と同じ責任を背負うこと。

以前と同じように通勤すること。

それを維持することだけが、キャリアではありません。

経験が増えたからこそ、身体を使う量を減らす。

知識を活かせる仕事へ移る。

働く時間を短くする。

会社との関わり方を変える。

そうやって、体力の変化に合わせて仕事の形を変えていくことも、40代からのキャリアの作り方だと思います。

体力が落ちたことは、働き方を考え直すきっかけになる

40代になって仕事がきつくなったと感じても、それだけで仕事を辞める必要はありません。

まず考えたいのは、

「まだ働けるか。」

だけではなく、

「今の働き方を無理なく続けられるか。」

ということです。

身体が疲れているのか。

頭が疲れているのか。

通勤が負担なのか。

責任が重すぎるのか。

それとも、働いたあとに回復する時間が足りないのか。

そこが分かれば、選択肢も見えてきます。

今の会社で負担を減らす。

働く時間を減らす。

消耗しにくい仕事へ変える。

通勤を減らす。

収入の作り方を少しずつ変える。

40代になって若い頃と同じように働けなくなったとしても、それは「働けなくなった」ということではありません。

必要なのは、

昔の自分に今の身体を合わせることではなく、今の自分にこれからの働き方を合わせていくこと。

今日できる仕事を選ぶだけではなく、これから先も続けられる仕事を考える。

体力の変化は、そのことを考え始める一つのきっかけになるのだと思います。


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この記事を書いた人

会計事務所・事業会社で約20年、税務・経理の仕事に従事。
40代で脊髄腫瘍を経験し、手術とリハビリを経て現在はフリーランスとして働いています。

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について実体験をもとに発信しています。

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