以前の私は、
「できないことをできるようにする」ことを前提に働いていました。
苦手なことを克服する。
足りない部分を埋める。
周りと同じレベルまで引き上げる。
それが成長だと思っていました。
でも、病気を経験してから、
その考え方は通用しなくなりました。
体力は戻らない。
集中力にも波がある。
無理をすれば、確実に反動がくる。
その中で働き続けるには、
まったく違う前提が必要でした。
この記事では、
「できること」を基準に働くことで、
なぜ長く続けられるようになったのかをまとめています。
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「できないこと」を前提にすると、無理が積み上がる
以前の働き方は、
できないことを前提に設計されていました。
体調が悪くても働く。
疲れていてもペースを落とさない。
周囲と同じ水準を維持する。
一時的には乗り切れます。
でも、その無理は必ず蓄積します。
ある日突然、動けなくなる。
数日間、回復に時間がかかる。
結果として、全体の生産性が落ちる。
これは努力不足ではなく、
設計の問題でした。
「できること」で働くしかなかったという現実
「できること」で働くと長く続く。
そう言うと前向きに聞こえますが、
実際には少し違います。
正確には、
「できないことを前提に働くと、長く続かない」
というのが先にありました。
病気をきっかけに、
長時間働くこと
休みなく働くこと
無理を押して成果を出すこと
これらが難しくなりました。
以前と同じやり方では、
体がもたない。
だから、続けることができない。
この現実を受け入れたときに、
初めて働き方を見直すことになりました。
自分の体調と相談しながら、
できる範囲で仕事をする。
すると、不思議なことに、
無理をしていないのに続く
体が削られない
結果として安定する
という状態になっていきました。
これは前向きな選択というより、
「そうするしかなかった」というのが正直なところです。
「できること」は制限ではなく、最適化のヒント
「できること」で働くというと、
制限された働き方に見えるかもしれません。
でも実際は逆です。
それは、自分の資源を最適に使うためのヒントでした。
体力には限界がある。
集中力にも波がある。
回復には時間が必要。
この前提を無視すると、
どこかで破綻します。
逆に、この前提を受け入れると、
無理のない設計が見えてきます。
続けられる働き方は、「余白」で決まる
以前は、
スケジュールを埋めることが効率だと思っていました。
でも今は違います。
大切なのは、余白です。
予想外の不調に対応できる余白。
疲れを回復させるための余白。
次の日に影響を残さないための余白。
この余白があるかどうかで、
働き方の持続性は大きく変わります。
長く続くのは、「頑張れる働き方」ではなく「崩れない働き方」
頑張ればできる。
気合で乗り切れる。
そういう働き方は、
短期的には強いです。
でも、長くは続きません。
長く続くのは、
無理をしない
波を前提にする
回復を組み込む
そういう働き方です。
派手さはありませんが、
確実に積み上がります。
仕事は、あとから合ってくることもある
最初は、
「できることだけで働く」ことに抵抗がありました。
逃げているのではないか。
成長を止めているのではないか。
そう感じていたからです。
でも今は違います。
これは後退ではなく、
再設計でした。
壊れない構造に組み替えるための、
必要な選択だったのです。
私自身も、以前は企業で経理の仕事をしていましたが、
今はブログ運営の比重が大きくなっています。
だからといって、
それが「向いている仕事」なのかと聞かれると、
正直、はっきりとは分かりません。
もともと文章を書くのが得意だったわけでもなく、
Webに詳しかったわけでもありません。
それでも、
体調に合わせて無理なく続けられる形にしたことで、
少しずつ面白さや手応えを感じるようになってきました。
自分に合った仕事は、
最初から見つかるものではなく、
続ける中で形になっていくものなのかもしれません。
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