また走りたい。硬膜内髄外腫の手術から始まったリハビリ生活

痛みと向き合いながら、再び走り出すために

少し話は遡りますが、私は昨年8月に硬膜内髄外腫瘍の手術を受けました。
その後、左足の動きを取り戻すために、現在もリハビリに通い続けています。

長期間にわたる脊髄の圧迫によって神経が損傷し、体幹のバランスが不安定になり、左膝まわりの筋力も落ちてしまいました。
特に「以前のように自然な動きができない」ことが、日常生活にも影響しています。


地道に続けたリハビリと公園での歩行練習

リハビリ施設でのトレーニングに加えて、体調に余裕がある日は、近所の公園でも歩行やジョギングの練習をしていました。
手術から1ヶ月ほど経つと、歩くことは少しずつ回復してきて、**次の目標は「走ること」**になりました。

とはいえ、最初は「走る」というよりも、つまずいて転びそうな動きの繰り返し。
左足で地面を蹴ったあと、うまく前に足を出すことができず、バランスが崩れる感じでした。
でも、それが当時の“全力”だったと思います。


マラソンに再び出るために

「またマラソンのレースに出たい」
そんな目標を胸に、ほぼ毎日1時間ほど練習を続けていました。

2ヶ月ほど経つと、ようやく「走っているような動き」ができるように。
私にとっては、とても大きな変化でした。
とはいえ、長い距離はまだ走れず、そこからさらに練習を重ね、最近ようやく5kmを走れるようになりました。

ただ、それ以上走ろうとすると、左膝や股関節から急に力が抜けてしまいます。
無理をせず、少しずつ距離を延ばしていくつもりです。

フルマラソンへの復帰にはまだ時間がかかりそうですが、焦らずコツコツ続けていきたいと思っています。


今も続く痛みと痺れ

現在も、胸から下には痺れや麻痺、痛みが残ったままです。
とくに痛みは日によって波があり、「今日は我慢できる日だ」と思える日もあれば、「これはちょっと…」というほど辛い日もあります。

正直、痛みから解放される日はいつ来るのか…そんなことを考えてしまうこともあります。


それでも、「また走れた」という実感が、私の支えになっています。
リハビリも、練習も、痛みとの向き合いも、すべてが自分の未来につながっていると信じて、今日もまた一歩ずつ進んでいます。

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